製作を始めましたが、自分の持っているイメージとモノコックの形が
違ったので、少しポリエステル系の樹脂(商品名:POLILACK)を
盛り付け成形してみました。
ノーズ部分は一体でしたが、切り離した後でパワーステユニットを
追加しようと思っています。コクピットサイド部(少し明るい肌色の部分)
は、4mmのケミカルウッドをキットに(瞬着で)接着し、全体に(通称)
ポリラックを盛り付け、硬化後鑿や鉋で削り#120のペーパーで大まかに
形を整え、#240のペーパー、#360のスポンジペーパーと移行し面を
整えていきます。
面質はかなり良くなりましたが、ポリラックの硬化時に出る熱による
細かい気泡はありますので、完全に成形作業が終わったらラッカー
パテで気泡を埋めて行きます。        2003.01
.16
コクピットも終わらぬうちから、ノーズコーンの修正をしちゃいました。
@まず、切り離したノーズにアンダーパーツを接着し、
ノ―ズをセンターで左右に切断します。(真っ二つって事です)
Aコクピット側は(断面形状)そのままでノーズ先端はセン
ターから片側1.5mm削り(両方で3mm)幅を詰めます。
(切断にはタミヤの鋸歯交換式のノコギリを使いました)
B切断面(センター)を板に貼りつけたペーパーで、真っ直ぐ
になるように削ります。
C左右に切り分けたノーズをズレナイ様に接着します。
D幅詰めした事で、ノーズ上面が(センターが尖った)
三角形状になったので、ポリラックを盛り付け面修正しました。

ノーズは、ほぼイメージ通リに出来ました。
                        2003.01.18
サイド ポンツ―ンの側面です。
ヒートプレス型の製作
@アッパーカウルとアンダーパネルの線(側面視)で、型を仕上げ
 ます。(写真の型の上、下の面です)
 (注)アンダーパネルの立ち面(上の写真の茶色の樹脂部分)は
 後に行くにしたがって少しずつ上がっているので、そのカーブに
 型の下線を根気よく合わせます。
Aサイドポンツ―ン面を加工します。
 アッパーカウルの平面線(カウルを上から見た時の外形線)を、
 型の上面に鉛筆で書きます。
 次に、アンダーパネルの立ち面の線を型の下面に鉛筆で描きま
 す。(線を描く際は、モノコックとアンダーパネルとアッパーカウ
 ルをそれぞれテープで止めて位置を出し、間に型を入れて上、
 下の線を鉛筆で描きます

 あとは資料などをよーく見ながら、面がどうなっているのか考え
 ながら削って行きます。
 (現段階では左写真のような感じですが、部分的にはこれから
 修正して行きます)
                        2003.02.16
たくさん頂くメールの中で、「材料の使い分け」についてのお問い合
わせが、多い事にお答えしたいと思いまして・・・
ですので、一口にサイド面といっても、ABS板とケミカルウッドとポリ
ラックと言うたくさんの素材から成り立っています。
*もっと簡単に作ってしまわれる方も、世の中にはみえますので、
私に限っての話です・・・・
後方からの図です
@リヤの絞込みがすごく手ごわいです。
  この辺、実車の写真で(資料的に)良い角度の写真がなかなか
  ありません!
  少ない資料で、想像しながらの造形になります 
  少しエグれた感じを強めにデフォルメしてみました。
個人的には好きなんですが、御覧になられているみなさんは
どういった印象でしょうか?     メールやBBSに御意見を
お寄せ下さい。
                        2003.02.22
モノコック・カウル造形完結編です。
上の写真の状態から、細かい所にかなり手を入れ、とりあえず完成
と言う感じです。
(上の写真と見比べて、違う点がたくさんある事に気が付かれた方
は”相当の達人”です)
一見、何処も変わってない様に見えますが、ほぼ全域修正してい
ます。・・・・時間がお有りなら探してみてください(^^)
1週間でこれほどの修正を行ったのは、初めてです。
でも、形状はほぼ満足出来る所まで出来たので、モノコック・カウル
造形編は今回で終了とします。
説明が不充分な点も多かったと思いますので、やり方が不明な点
や詳しく知りたい場合はメールやBBSに質問を御送り下さい。
どんなことでも構いませんので、ご遠慮なく m(_)m

                                    2003.03.01
アンダーパネルです。
@サイドポンツ―ンが短くなっている為、リヤカウルと関係を見
  ながら形状を変更します。
  どちらか片側で形状を造り、イイ形になったら透明の塩ビ板
  でゲージ(型紙)を造りもう一方に線を移して、同形状にします。
  ここでも、タミヤ模型さんの鋸が大活躍です!
Aサイドポンツ―ンの下側面の立ち面を造ります。
  写真の茶色い部分です。これは上で述べた様にアラルダイト
  系樹脂ののケミカルウッドです。
ケミカルウッドとは、大まかにウレタン系とアラルダイト系があり
  (そのほかにも有ると思いますが)樹脂をメーカーが板状に硬化
  させて出荷している物を言います。
Bケミカルウッドを8mmに削り(写真の様に)サイドポンツ―ンの
  形状に外側と内側を削ります(幅が一定になる様にノミとペー
  パーで仕上げます)後はアンダーパネルに貼りつけ、前下がり
  に削ります。
                        2003.02.08
センター部の裏形状を造ります。
写真が(これまた)見難いんですが、ABS板で囲まれた
中に三角の断面形状を造るんですが、予め別部品と
して、ケミカルウッドで(ロケットの先端を半分にカット
したような)形状を造り、ABSに貼りつけた後写真の様
にスムージングします。

資料としては絶望的に載ってない箇所なので、いろんな
物を参考にしました。
アンダーパネルが短くなっている為、エキゾーストの開
口は前方に伸ばしてあります。
                                 2003.04.13